横峯吉文先生に学ぶ!親が読んでおくべき子育てと教育の考え方とは?

ヨコミネ郡山 

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横峯先生(左)とヒューマニティー幼保学園園長(右)

3,4歳の我が子のためだと思って、私は育児の本や子育ての方法を数えきれないほど調べています。いいこともたくさん書いてあるけれど実際に子育ての立場にたってみるとうまくいかない…そんな日々の繰り返しだということを毎日のようにお母さん・お父さんからご意見をいただきます。

子どもの育て方は、いつの時代であっても人それぞれ。お母さんやお父さんの言葉がけや家にある環境よって本当に大きく異なりますし、どれが正しい・正しくないかという正解はなさそうですよね。今回は全国で400ヶ所以上もの園にカリキュラムを導入して成功し続けている横峯先生に、親がヨコミネ式教育法と上手に向き合う方法を、園長先生を通してインタビューしてみることにしました。

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横峯先生(左)とヒューマニティー幼保学園園長(右)

Q.ヨコミネ式教育について、詳しく教えてください。

子どもの頭ができあがるのは、4歳がピークですね。なのでいろいろなことを吸収させるのであれば早ければ早いほどよいが、7歳くらいまでにはもうできあがってますよ。10歳くらいになったら、もう自分の中でのうれしい経験とか記憶がたくさん積み重ねってくるでしょう。そうしますと、それまでにやってきたことに対して、もう個性がでてくるんですよ。

それがよい個性ならいいけれど、自己中心的な個性だけは育てないように工夫しなければいけません。親が子どもに対してどうにかできるのは9歳くらいまでですからね。その後は小学校の役割が必要になってくるわけで。だから小学校に入る前までに、子どものしっかりとした基盤をつくっておくことが教育の基本です。

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『子守』と『子育て』は違うということ。

育児とか幼児教育の本には、子守のテクニックが書かれているけど、あのようなテクニックだけを鵜呑みにしていると大変なことになりますよ。というのも、よくありがちなのは子どもが3歳になってもいまだに親が子守をしているんですよ。よく考えてみてください。自分の子どもがかわいいのはよく分かりますが、子どもは子守ではいつまでたっても育たたないんですよ。
子守というのは赤ちゃん扱いのことですからね。3歳になっても赤ちゃん扱いを続けていると、ずっと赤ちゃんのままですよ。子どもは環境で育ちますからね。だから、子育てと子守は違うということを親や指導者の立場である人間がはっきりと区別した上で、子どもと向き合っていかなければいけないわけです。

Q.では、実際に親は子どもとどのように関わるべき?

9歳くらいまでに子どもの教育の基盤をつくってあげることが基本ですので、ヨコミネ式教育法もそのあたりまでにしっかり導入していく必要があります。…が、じつはヨコミネ式って大したことないんですよ。我々が子どもの頃に育てられたときのことをやっているだけなんです。どのように育てられたかというとほっとかれたということなんですよ、ほっとく。親が子どもに関われば関わるほど、大人は知ったかぶりをしていろんなことを子どもに無意識のうちに教えてしまうのです。子どもにとっては押し付けでしかないんですよね。

親が子どもを育てるために一番重要なことは心の力、心の育て方。やっぱり子どもっていうのは、外からの刺激じゃないと心が育たないんですよ。外でいろんな免疫をつけていかないと、この先の思春期とか子どものいろいろな節目のところで、それを乗り越えられないという人がいっぱいでてくるということなんです。

ツラいことを乗り越えられないというのは、子どもに対する親の甘やかしが原因としてあります。親が子どもに対して甘やかすとどうなるかっていうと、わがままになります。わがままな性格になることが一番やってはいけないことです。自己中心的な性格、これが三つ子の魂百までもっていうことになるわけです。

…ただね、親が子どもを甘やかしてしまうのは当然なんですよ、自分の子どもですからね。だからこそ、それを理解した上で子どもの能力を引き延ばすためにはどうしたらよいかを考え直し、そのための勉強をしっかりし続けている幼稚園や保育園を真剣に選んであげることこそが親にできることですよ。

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まずは、子どものやる気と好奇心を育てる。

子どもは押し付けてもだめなんですよ、嫌がるだけ。強制もだめ。子どもって、結局は『やる気』と『好奇心』なんですよ。子どものやる気と好奇心を育てることがヨコミネ式なんですよ。ではどうやってやる気と好奇心と育てるかというと、『やった!』っていう気持ちを育てる成功体験なんです。

例えば、子どもはかけっこをすると思うんだけど、かけっこも常にビリになってしまわないように工夫しなければなりません、その子の気持ちに劣等感が身についてしまいますから。子どもという大切な時期に、劣等感というのが身についてしまうのは絶対に指導者としてはやってはいけないことです。また、常に一番をとらせてしまうことも問題になります。それは、一番ばっかりをとっていると天狗になってしまいますからね。

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ヨコミネ郡山の徒競走の様子(2015)

ヨコミネ式は、すべての子どもに一番をとらせるための工夫を徹底していますよ。例えばね、ヨコミネ式のかけっこというのはハンディをつけて走らせる。みんなに一番をとらせるチャンスを与えています。子どもって一番が好きですよね、大人もだけど(笑)この一番をとったときの子どもの表情を、しっかりと覚えておいてください。この子どもにとってうれしい成功体験こそが、これからのやる気と好奇心を引き出し続けていく大きなポイントなのです。

そういう育て方をしていくと、結局大人になってもがんばることが苦じゃなくなるんですよ。努力することがうれしい、そういう感情に変わってしまう。大人になってやっぱりね、学ぶことがこんなに楽しいんだという好奇心があれば、何をやっても乗り越えるだけの力が子どもに身につけさせることが重要です。

Q.子育てや教育にお金をかけるべきでしょうか?

ヨコミネ式教育法を取り入れているのであれば、子育ても教育もお金はいりませんし、ならいごとさえも必要はありません。勉強の基本はシンプルに『読み書き計算』です。ただ、少々のレベルじゃダメです。ヨコミネ式では小学校6年生レベルの教科書をスラスラ読ませるまで育てていますし、そろばんも3級か2級レベルまで学べるような環境づくりを心がけます。

そうすると、子どもが小学校に入ったときに勉強が嫌いだなんてならないわけです。私が見ている子どもたちも実際、塾に通っている子は一人もいません。それでも、難関といわれる中学校を受験させても全員合格しています。子どもはもともとそれだけの力を持っていますから、ひとつひとつ階段をのぼっていく力をつけてあげればみんなそうなるんですよ。

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Q.塾に通ってもうまくいかない理由は?

幼稚園や保育園だと、子どもがやってみたいことや親がやらせてあげたいならいごとが必ずあるわけではないですよね。そうすると、やっぱり習いごとに通わせることになります。ただ、そのならいごとひとつとってもそこに成果があるのかといわれれば、それは必ずしも結果がついてくるとは限りません。
なぜなら、例えば1週間に1,2回程度のならいごとに通ったとしましょうか。脳っていうのは、睡眠の間に必要な情報と不必要な情報を分けて、不必要なものは捨てているんです。そうすると、子どもの脳というのは大人以上に回転が早いですからね、1週間も経過してしまえばすべて捨ててしまっているんですよ。だから、ならいごとで何かを習得させるというよりも何かを毎日続ける習慣を身につけさせることをヨコミネ式は目的としているのです。そのためには私たちは宅習なども取り入れていますが、これは後述します。

ヒューマニティー幼保学園のカリキュラムは運動面から音楽から読み書き計算まで、週間を身につけさせるために必要なものがすべて揃ってますからね。今できる・できないという問題だけじゃなくて、一生を通して学び続けることのできる子どもに育てていくこと、その環境のための子育てと教育にお金はかけてあげるべきですね。

いかがでしょうか、ここで今回の横峯先生のお話をおさらいしておきたいと思います。

  • 子守で子どもは育たない、3歳を過ぎたら自立に向けた子育てを。
  • 親が子どもに対してどうにかできるのは9歳まで。
  • 子どものやる気と好奇心を育てるためは成功体験の工夫が必要。
  • 勉強をすることの習慣、目標を達成するための力を培う。

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