2018.04.13 子どもと食育
歳を過ぎると、子どもはいろいろな食べ物に興味を持つようになります。
しかし、この時期の腸はまだまだ試運転の駆け出し状態。食べさせて良いものとだめなものをしっかり見極めて、食事を与えるようにしてください。
例えば3歳以降、保育園や幼稚園児、小学生になってからも、次のような食べ物を幼児期に与えるのは極力控える方が無難でしょう。
・アイスクリームやジュース、かき氷などの冷たいもの
・パン、うどん、パスタなどの小麦製品
・玄米や雑穀類
・そば
・生姜
・カレーなどの辛いもの、わさび、唐辛子などの刺激物
・生肉
・生魚
・エビ、カニ
・牡蠣
・生野菜
・ビーフジャーキー
ちなみに、幼児期や学童期になる子どもを、回転寿司店に連れて行って、まぐろ、サーモン、イクラ、イカ、エビなどを好き放題に食べさせている親御さんも多いことでしょう。でもお刺身などの生ものは、小学校の高学年か中学生になるくらいまでは食べさせないほうがいいと私は考えています。生の魚や貝、魚卵等には様々な菌が共存していることも多く、たとえ大人には問題なくても、子どもの腸には大きな悪影響もたらすことが少なくないのです。皆さんの中には「いくらなんでもそれは心配しすぎでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、子どもの腸はそれくらいデリケートにできているものなんのです。
それにO-157などの食中毒で重症になったり亡くなったりするのも、決まって子どもかお年寄りで。O-157菌は生の牛肉の表面に付着しているので、生肉を目の前で焼いて食べるような時も、十分に取り扱いに気をつけて食べるようにしなくてはなりません。
とにかく、幼児期・学童期の子どもの腸は、機能的には整ったとはいえ、まだまだ大人とは比べ物ならない位ひ弱な状態なのです。
腸から見ると「大人と同じものを食べさせても大丈夫」な状態になるのは、せいぜい中学生から。それまでは「大人の腸と子どもの腸は違うんだ」と肝に据えて、食べさせるものに十分注意を払うようにしていくべきでしょう。
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