2015.11.17 お知らせ

No.16 園だよりヒューマニティーヨコミネ(2015年7月1日発行)

 梅雨の晴れ間からは、真夏を思わせる太陽が輝いています。今月は、いよいよプール開きです。本園では、水とふれあう楽しさ、気持ちよさを体験できるように、幼知部ではスイミング活動、保育部はプール遊び等、目標を持ってプール遊びに取り組みます。この季節は気温が変わりやすいので、毎日の体温測定と、お子様の体調確認をよろしくお願いいたします。暑い夏を元気にのりきるために、「早寝早起き!朝ごはん!」ご家庭でも規則正しい生活リズムを大切にしてください。また、登園前にはお子さんの体調(発熱・湿疹・食欲・機嫌など)をよく確かめてください。無理な登園はお子さんにとっても負担になり、また感染症も広がりやすくなります。体調の悪い日はできるだけご家庭で休息をとっていただけるようお願い致します。そして、今月は子ども達が楽しみにしている夏祭りがあります!最高の楽しい思い出になりますように、精一杯頑張りたいと思います!保護者の皆様のご協力、心より感謝致します。

育てるべきは遊ぶ力、子どもの自我を育てるために。

考えたことはありますか?遊びについてコラムを出すのはヒューマニティーでは初めてかもしれませんね。今回は、母親が子に対しての遊びをまとめてみました。家庭内では、どんな遊びをしていますか?与えていますか?
「母親が赤ちゃんの“遊び”をどう考え、どのように接するかで赤ちゃんの発育は大きく変わってきます。」 “遊び”は子どもが純粋で可能性にあふれた人生を歩み始める基礎となります。 乳児期から発達を促すおもちゃで遊び込みをすると、子どもの内面の発達が手に取るように鮮やかに見えてきますので、発達段階がつかめるようになります。子どもの心を読み取る感性を親が身につけていることがとても大事です。
 0歳から3未満の子どもに母親からの遊び込みを実践すれば、子どもの心が安定し、母子の絆、親子の絆、信頼関係が強くなり、内面に、遊ぶ力=学ぶ力、好奇心、コミュニケーション能力、言語能力、自発性、自律性、学ぶ喜び等が育くまれ、しつけがやりやすくなり、「自己抑制」「思いやり」の気持ち、睡眠、食事、運動、遊び、生活リズム等育児と教育の基本といえるものをバランス良く育くむことができるのです。
 現在「遊びを知らない子と子どもと遊べない親」が増えて育児と教育の基本がおかしくなっています。 あれこれもさせたい!頭が良くなってほしい!ばかりではいけません。
 「溢れんばかりのおもちゃがある家庭の中でおもちゃで遊ばない子、遊べない子、遊ぶ力が弱い子」が多く育っています。おもちゃは遊び道具の一つにすぎません。 育てるべきは遊ぶ力です。子どもの自我が強くなり、自己抑制の力を育むことが極めて大事となる、いわゆる「2歳児という子育てで最も難しい時期」に直面し、お母さんたちは「しつけ」「接し方」に悩んでいますが、乳幼児期に家庭内で遊び込みをすれば育児と教育の心臓部がつかめます。是非ご家庭で実践してみて下さい。


 心身ともに成長の著しい子どもは大人以上に睡眠が必要です。深い睡眠の時間帯に成長ホルモンがたくさん分泌されることが分かっていますが、成長ホルモンは細胞の新陳代謝を促して皮膚や筋肉・骨などを成長させたり、日中の活動で傷ついた筋肉や内臓などを効率よく修復する働きがあります。昔から「寝る子は育つ」と言いますが、このことを表わしていたのでしょう。
 最近キレやすい子どもの増加が問題になっていますが、子どもの睡眠不足とキレやすさの間には、脳の神経のバランスを取るセロトニンという物質を介して深い関係があります。つまり、[夜更かし→朝寝坊→朝食抜き→日中の運動量の低下→セロトニン不足→攻撃性の増強→キレる]という図式です。子どもにとっても睡眠は、このように本当に大事なことなのです。

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