No.78 園だよりヒューマニティー本園(2015年2月3日発行)

お知らせ 

小学校入学後の『9歳の壁』をご存知ですか?

 9歳は、ちょうど小学校3~4年生を迎える時期。この時期から、勉強が得意な子と苦手な子に分かれていきます。さて、それはなぜでしょうか?
 それは、小学校3年生から4年生にかけて勉強内容がこれまでと大きく変わるからなのです。小学校2年生までは文字の読み書きを覚えたり、掛け算の暗記や反射的に計算を解くような問題が中心です。しかしながら、小学校3年生以降になると文章自体を考える抽象的な問題が多くなってきます。そのような内容をつかむためには、その文章によって『自分は何を問われているのか、どのように表現しなければならないのか』というような『言葉の力』が必要となってくるのです。
 また、9歳は人間関係も変化してくる時期です。子どもたちは特定の友達との仲間集団をつくるようにもなるので、コミュニケーション能力が必要となります。学習面だけでなく、精神的な負荷を抱えないためにも、当園では幼児期から思考力を育てるための遊びと勉強、しつけを積極的に取り入れていきます。


思考力が育っている子どもの脳
人間の脳は、感じる脳と考える脳が支え合い、何をすべきか、何をしたいのかということを調整しています。しかし、ストレスが過剰な状態になると、支え合う構造が崩れてしまい、考える脳が感じる脳を抑圧し、「~しなければいけない」という指令を出すようになります。その結果、生きるための脳にも、バランスの崩れた指令が出され、精神障害が起きるようになります。
 よって、思考力が育っている子どもの脳は、3つの脳が、バランスよく活動していなければなりません。幼少期に感じる脳が育っていない子どもは、キレやすくなると言われています。そのため、当園では、五感を育てながら、考える力の基礎を培っていき取り組んでいます。

①感じる脳=大脳辺縁系
好き嫌いなどの本能的な情動や記憶を司る脳で、保護者との愛着関係によって育つ脳です。
②考える脳=大脳
右脳と左脳の2つに分かれています。右脳は不安や安心を感じ、空間認識に関わり、左脳は言葉の機能に関わっており対人関係を司っています。
③生きるための脳=間脳
自律神経やホルモン分泌に関わっています。

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